∴ 0=1 -air pressure 2013

ガラス、大気圧、真空
φ200 (mm)

大気圧と真空によって造られた形を提示することにより、直接知覚できない大気の圧力を可視化している。高温状態のガラスに空気を少し入れると、熱によって空気が膨張し、風船のようにガラスが膨らむ。そうしてできた球体を高温状態のまま密封すると、熱によって膨張した空気が内部に閉じ込めらる。そして、それが冷えると、球体内部の空気が収縮し、真空状態になる。そのような状態で球体の表面に熱を局所的に加えると、柔らかくなったガラスは大気圧に押され(真空に引っ張られ)、球体の形態が変容する。これは、球体の内部と外部の大気圧に大きな差異が生じたため起こる現象である。そうした現象をくり返し生じさせることによってできた形は、大気やその質量の存在を再認識させてくれる。