∴ 0=1 -trace of light and heat | 2011
ゼラチンシルバープリント
H1100 W1980 (mm)
本作品はワークショップで参加者とともに制作したものである。画像はフィラメント(シャープペンシルの芯)が焼け切れる際に生じる光と熱を直接印画紙に焼き付け、現像処理を行ったものである。結果として現われた像は同じ装置を用いて作られたにもかかわらず、一つとして同じものがない。また、それらは、フィラメントの燃焼(「消滅」)と光や熱の放出(「生成」)が同時に起こる瞬間の記録であり、「消滅」と「生成」という、相反するはずの2つの概念がむしろ同等であることを示唆している。