re-mix | 2006
利根川の水、ホース、塩ビ管、貯水タンク、ポンプ、金具
H1000 W12000 D22000 (mm)
本作品は汚水処理場跡地の最終沈殿池、つまりかつて浄化された水が自然へ帰っていく玄関口であった場所に設置された。施設が利用されなくなった現在、この池は自然の循環から孤立している。本作では、このような施設と利根川を概念的に再結合させる試みを行なった。 池を囲んでいた鉄柵に張り巡らしたビニルホースに利根川の水を循環させ、そこから池の水面に水滴が落ちる仕組みになっている。水滴が落ちると、池の水面に波紋と音が生じ、利根川の水と池の水が再び混ざり合った。