∴ 0=1 –Discontinuous Continuity  | 2022

閃光電球、鏡、アルミニウム、鉄、電子部品など
H16650 W28600 D500 (mm)

高さ約17m、幅約28mの大壁面上に99個のドーム状の鏡が掛けられ、それぞれに閃光電球が取りつけられている。閃光電球は昔のスチールカメラ用フラッシュとして用いられるもので、ガラスバルブ内の薬品や金属が急激に燃焼することによって大光量を発するが、発光現象を引き起こせるのは一回限りである。本作品では、そのような一回的な発光現象が不規則なタイミングで繰り返される。これは、生まれては消える宇宙の星々を模したものであり、唯一無二の存在が消滅と生成を繰り返すことによってこの世界が成立し、その様相が非連続の連続であることを示唆している。